Groovy 1.7正式リリース!
予告通りクリスマス前にGroovy 1.7がリリースされました!開発チームへの感謝をこめてアナウンスを訳してみました。
原文: http://docs.codehaus.org/display/GROOVY/2009/12/22/Groovy+1.7+released
Groovy 1.7リリース
Groovy開発チームとSpringSourceは、最も人気があり成功しているJVM用の動的言語である、Groovy 1.7の最終リリースをお知らせできることを大変光栄に思います!二つのベータ版と二つのリリース候補に続き、この新しく非常に重要なマイルストーンを成長を続けている私たちのユーザベースにお届けでき、うれしく思います。
ここ何年にもわたって、Groovyプロジェクトはコミュニティを成長させるだけでなく、Groovy関連プロジェクトの非常に豊かで活発なエコシステムを育んできました:Grails webスタック、Griffon swingアプリケーションフレームワーク、GantやGradleといったビルドソリューション、Google App Engine用のGaelyk軽量ツールキット、Gpars並列システム、EasybおよびSpockテストフレームワークとGMockモックライブラリ、CodeNarcやGMetrics品質ツール、まだまだあります!これらすべての活動によって世界はよりGroovyになりつつあり、私たちはこれらのプロジェクトが今日のGroovyを形作るのを助けてくれたことに感謝しています。
Groovy 1.7は次のような新機能や機能強化を提供します:
- 匿名内部クラスとネストクラス(Javaとの親和性を改善)
- アノテーションの強化(importやpackage、変数宣言へのアノテーションを可能に)
- Grapeの強化(Groovyモジュールシステム)
- パワーアサート(より読みやすく表現力のあるアサーション)
- AST(Abstract Syntax Tree:抽象構文木)の拡張(ASTビューア、ASTビルダによってAST変換の作成が容易に)
- 依存ライブラリのアップデート(JSR-292のInvokeDynamicバイトコード命令に対応するためのASMバイトコードライブラリの更新を含む)
- 書き直されたGroovyScriptEngine、より柔軟で高速に
- GroovyConsoleの大幅な強化(行番号や新しい出力ビューなど)
- 様々なSQLの改良(バッチアップデートやトランザクションのサポートなど)
- さらに多くの強化があります!
これらすべての機能についてもっと知るには、Groovy 1.7のリリースノートをご覧下さい。
さらに詳細な情報については、JIRAのリリースノートを参照することも可能です。
Groovyは私たちのウェブサイトのダウンロードセクションからダウンロードできます。
Groovy開発チームは、言語やAPIの品質や実用性の向上に常に協力し続けてくれた、すべてのユーザ、貢献者やコミッタに特に感謝したいと思います。そしてわれわれに影響や刺激を与えてくれた、Groovyエコシステムのすべてのプロジェクトも同様です。
この新しいリリースをクリスマスプレゼントとしてコミュニティのみなさんへお贈りし、私たちがこれを開発したときと同じくらい楽しんいただけることを期待しつつ、みなさんがとてもGroovyなクリスマスとすばらしい新年を迎えられるよう祈ります!
どうかこの新しいリリースを楽しむとともに、引き続き今後の改良にご期待ください。みなさんをさらなる未来(よりモジュール化し高速化したGroovy、さらに読みやすく表現力のあるDSLのための追加機能、そしてもっとたくさんのエキサイティングな新機能)にお連れするつもりです!